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カタール航空、2026年までにA380型機を全機退役へ 同社CEO『利用者とエアラインのボスの見解は違う』

 カタール航空は、2026年までにA380型機を全機退役させる方針であることがわかりました。

 これは同社のAkbar Al Baker CEOが明らかにしたもので、利用者に人気にある機種であるとの認識はあるものの、エアラインのボスとしては見解は異なるとし、A380型機はあくまでも一時的な運用であり、2026年までには退役させる方針であるとしました。

 同社は、2024年からA380型機を退役させる予定でしたが、B777X型機の開発遅延やA350型機の塗装劣化問題による機材不足により、コロナの影響を受け保管状態としていたA380型機の運用再開を決めましたが、先日エアバスと和解に至り間もなく機材の受領を再開することから、再びA380の退役計画に着手します。

 現在同社は10機のA380型機を保有し、7機が稼働、1機が予備機、そして残る2機がスペアパーツ用として利用していますが、今後数年以内に役目を終えることになりそうです。

 同CEOは、過去にはA380型機の導入は間違った判断であったと発言するなど、予てから燃費性の悪さや、その影響に伴う環境への影響を考慮するとA380型機の運用を継続する事に対して否定的な立場を示しており、今回は本当に退役に至ることが濃厚となります。Photo : Airbus

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