ニュージーランド航空が保有するB787-9型機において、塗装隔離の症状が確認された機体があることがわかりました。
これはニュージーランド現地紙が報じたもので、塗装が剥離した部分は複合材製の主翼部分となり、現在問題解決に向けてボーイングと協議中であるとしています。
なおニュージーランド航空は、この問題は純粋に外観上のものであり、安全上の懸念はないと断言しており、今後も同型機の運航を継続する方針を示し、影響を受けた機体は2022年5月にボーイングによって再塗装される予定であることを明らかにしています。
周知の通りエアバスのA350型機においても類似した問題が発生し、現在カタール航空とエアバスが対立し、今後裁判を控えていますが、今回のボーイングの機材でも類似した症状が発生し、どちらの症状も複合材製部分で問題が発生していることから、何らかの関係性があるとの指摘もあります。Photo : Air New Zealand