カタール航空のAkbar Al Baker CEOは、現在運航を停止しているA380について語り『我々が犯した最大のミスはA380を購入した事』であるとコメントしました。
これは海外紙Simple Flying live webinarのインタビューで同CEOが発言したもので、上記発言に加えこの2階建て航空機は、カタール航空と環境の両方にメリットよりもダメージを与えるものだと付け加え、同機は燃料効率が悪いので、運航を停止しているとしています。
同CEOはこれまでにも『現在の市場においてA380のような4発機を運航するのは環境上正当化できない』『A380を運用しているエアラインは愚か』と発言するなど、パンデミック以降、A380に対して否定的な意見を強めています。既にA380の退役が決定している同社は、当初想定よりも早期退役させることが決定的となっており、2~3年以内に全機が退役する見込みとなっています。
今後同社は、商業的にも環境的にも責任のある航空機のみを運航することを保証するとしており、環境性能に優れた航空機で運航機材を構成する計画としています。