成田空港にも乗り入れるカナダのウエストジェットは、傘下の超LCCのスウープを吸収合併することを発表しました。
この吸収合併により、スウープブランドは運航を開始して約5年の早さで廃止されることが決定しており、統合の手続きは2023年10月28日までに完了する予定となります。
この合併は、同社パイロットとの複数回の交渉を経て決定したもので、2つのブランドを統合することで運営を合理化します。これによりスウープの乗務員はウエストジェットと同様の給与水準に引き上げられることになり、現行より24%の給与増額が見込まれ、一時スウープではストライキが決行される可能性がありましたが、今回の合併による給与引き上げにより回避されることになります。
今回の発表に伴いウエストジェットのAlexis von Hoensbroech CEOは『この統合により、より幅広いお客様にサービスを提供することができるようになります。超低価格路線に対応する航空機が16機しかない代わりに、180機ある航空機の各機が、プレミアムな機内体験を通じて超低価格の旅行オプションを提供することになります。』とコメントしています。
なおスウープの保有機材は、B737-800×10機、B737MAX8×6機となり、後者は今後5樹の受領を予定していますが、全てがウエストジェットに移管されることになります。Photo : SWOOP