ANAホールディングスは、日本郵船の子会社の日本貨物航空/NCAを株式交換で買収することを発表しました。
両社は、2023年3月7日付でNCAの全株式をANAHDに対して譲渡することについて基本合意書を締結していましたが、7月10日にNCAの全株式をANAHDに対して譲渡することについて、株式交換を実施することで最終合意書を締結し、NCA1株に対し、ANAHDの0.009815株を割り当てます。
これにより、本株式交換の効力発生日付となる10月1日(予定)に、NCAは日本郵船の連結子会社から除外され、 ANAHDの完全子会社となります。
ANAによるNCA取得の理由は、航空事業ポートフォリオに加えると同時に、日本最大の国際線旅客便ネットワークを活用するANAグループの貨物事業と将来的に統合・再編することで、お互いの強みを補完し合うコンビネーションキャリアとして収益性が高まり、ANAグループの成長戦略を加速できると判断しためとしており、今後ANAカーゴと日本貨物航空/NCAを数年内に統合する方針とみられています。