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ANA、機材を大型化しB777-300ERでワクチンを輸送

2021年4月5日、ANAは過去最大量となるファイザー社製の新型コロナワクチンをブリュッセルから輸送しました。

これまで同社製のワクチンは、ANAが全て輸送を担当していますが、今回(NH238便)はこれまで使用していたB787-9型機からB777-300ERに大型化し、過去最大量となる約200万回分のワクチンを輸送しています。なお輸送量は、B787に比べ1.7倍となっています。


Photo : ANA

今後は、輸送頻度は大幅に増える予定となっており、週3~4便の運航が計画されていますが、投入機材はその都度変更されるものとみられ、本日分の運航にはB787-9型機が使用されています。

ANAは、日本の航空会社として初めて国際航空運送協会(IATA)が策定した医薬品輸送における国際品質認証であるCEIVファーマ認証を取得しており、医薬品輸送に関わる人員、訓練体制、品質管理、ハンドリングマニュアルを有しています。

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