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バンコク/スワンナプーム空港、2023年9月よりサテライトターミナルの供用を開始 第3滑走路の進捗状況は73%

 バンコクのスワンナプーム国際空港は、2023年9月よりサテライトターミナルの供用を開始することを明らかにしました。

 現在スワンナプーム空港は、航空処理能力を拡大させる計画が進行中となっており、このサテライトターミナルは、当初2020年11月からの供用開始が予定されていましたが、新型コロナウイルスの航空需要の減退により供用開始時期が遅れていました。

 今回この28ゲートを有するサテライトターミナルの供用開始されることにより、サテライト棟では年間約1500万人の乗客を処理でき、空港全体では年間6,000万人の乗客を処理できるようになります。なおこのサテライトへの移動は、メインターミナルから電車(APM)での移動となります。

 また現在建設中の第3滑走路の進捗状況においては、すでに73%が完了している状況で、来年7月までに供用を開始する予定とし、これにより同空港の1時間あたり処理能力は、現在の68便から94便へ大幅に増加する見通しです。

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