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マレーシア航空のシドニー発クアラルンプール行きの便において乗客が飛行中に爆破物があると主張し緊急着陸

 現地時間2023年8月14日、マレーシア航空のシドニー発クアラルンプール行きの便において乗客が飛行中に爆破物があると主張し緊急着陸するトラブルが発生しました。

 MH122便はクアラルンプールに向けてシドニー空港を離陸しましたが、離陸後乗客の一人が乗客や客室乗務員に対して爆発物を搭載したと脅迫したことから、緊急事態を宣言してシドニー空港に離陸後約3時間後に緊急着陸を行いました。

 着陸後は機内で警察による爆破物の捜査が行われましたが、爆発物は発見されず、その後容疑者の虚偽の主張であることがわかりました。なおこのトラブルにより、シドニー空港の国内線32便が欠航し、他の国内線は最大90分の遅れが生じました。

 オーストラリア連邦警察の発表によると、この容疑者の男(45歳)は、航空機に損害を与える脅迫について虚偽の陳述をしたことと、客室乗務員の安全上の指示に従わなかった罪で起訴され、この違法行為により、最高で懲役10年と1万5000豪ドル(9730ドル)以上の罰金が科せられる見込みとなっています。Photo : MAS

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