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JAL、A350-1000型機の機内サービスを発表しファーストクラスを含む4クラス制を採用 就航日は年内に延期

 JAL、A350-1000型機の機内サービスを発表し、ファーストクラスを含む4クラス制を採用することを発表しました。また、11月下旬に就航予定としていましたが、サプライチェーンの乱れに伴う部品の納入遅れなどが発生したため、年内の就航へと延期しました。

【新サービスポイント】
≪座席≫
開放感のあるファースト・ビジネスクラスに加え、プライバシー空間が大きく向上したプレミアムエコノミークラス、前後間隔の広い快適空間に磨きをかけたエコノミークラスを用意

《ファーストクラス》1便で6席だけの特別な空間になっています。初めて扉を設けてプライバシー性を高めつつ、座席上の収納棚を設けないことにより、開放感のある空間になっています。

《ビジネスクラス》
座席数を現行よりも多い54席としながらも、前後間隔を十分に確保。初めて扉を設けプライバシー性を確保しつつ、開放感のある空間を演出するために座席上の収納棚は窓側のみの配置としました。

《プレミアムエコノミークラス》
クラス最高峰の快適性を目指し、大型プライバシーパーティションを設けプライバシー性を大きく向上させ、プレミアムエコノミークラスとして世界で初めてリクライニング機能を電動化

《エコノミークラス》
SKYTRAX 社の「ベスト・エコノミークラス・エアラインシート」を5期連続受賞している広い足元空間と、快適な座り心地をさらに磨きをかけました。

≪機内食≫
多様化する嗜好や価値観に応える新しいサービスを順次開始。食器やカトラリー類については、脱石油由来プラスチック素材の使用など環境負荷の軽減・社会課題の解決も推進し、利用者と共にサステナブルな未来を創ることを目指します。

≪機内エンターテインメントサービス≫
パナソニック アビオニクスコーポレーション(米国)の最新機内エンターテインメントシステムと機内Wi-Fiサービスを導入します。全クラスに4Kモニター設置とBluetooth接続が可能な設備を備え、2024年春からはJALアプリとの連携によりお気に入りリストを作れるようになるなど、より快適性が高く充実した機内エンターテインメント体験を提供

A350-1000機材概要
(1). 対象機材 : エアバスA350-1000型機 (全13機予定)
(2). 運航路線 : 東京(羽田)=ニューヨーク線(JL006/JL005、隔日運航)
(3). クラス構成・座席数

Photo : JAL

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