アメリカン航空は、デルタ航空の返還スロットに対して東京/羽田~ニューヨーク/JFK線の開設をアメリカ運輸省(DOT)に申請しました。
この羽田空港発着枠においては、先日デルタ航空が東京/羽田~ポートランド線の開設を断念してスロットを返上したことを受けたものとなり、これまでにユナイテッド航空がヒューストン線の開設を申請しています。
今回アメリカン航空は、東京/羽田~ニューヨーク/JFK線を通年デイリー運航する計画であるとし、この計画により重要な公共性と競争力を提供できるとし、ニューヨーク都市圏の何百万人もの人々に恩恵をもたらすだけでなく、アメリカの多くのコミュニティでも、東京へのワンストップサービスが受けられることになるとしています。
なお同社は、東京/羽田~ニューヨーク/JFK線を2013年12月まで深夜早朝スロットを使用して運航していましたが、羽田発が早朝になるなどの不便さから採算が合わず運休としており、今後再開となれば約10年振りとなります。
またユナイテッド航空が再配分を求めているハワイアン航空が保有し一部運休としている深夜早朝スロットにおいては、いかなる立場もとっていないとし、このスロット獲得は目指さないとみられます。Photo : American Airlines
ユナイテッド航空、空白の羽田発着枠において東京/羽田~ヒューストン、グアム線を正式申請 ハワイアン航空未使用分にも就航に意欲