大韓航空は、アシアナ航空との統合に向けアシアナ航空貨物事業をエアプレミア・ティーウェイ航空・イースター航空・エアインチョンに売却することを検討している模様です。
複数の現地紙などによれば、現在同社は、EU当局の審査通過に向けて対策を練っており、以前同局が統合に際し、EU~韓国間の貨物輸送サービスにおける競争低下の可能性を指摘したことから、これを対処するためにエアプレミア・ティーウェイ航空・イースター航空・エアインチョンのいずれかに売却することで、審査通過を目指すものとみられます。
既に上記エアラインと話し合いの場を持ったとされており、早ければ今週中にも何らかの動きがあるとの見方がされており、果たしてどのエアラインがアシアナ航空の貨物事業に興味を示すのか注目です。
また既報の通り旅客事業においては、ティーウェイ航空に対して機材を譲渡しパイロットを派遣して欧州4路線を移管させる予定とみられており、EUの審査通過に向け大きな局面となっています。
なおこのような動きに対してアシアナ航空の労働組合は、大韓航空との統合に反対する署名運動を開始しています。
Photo : Asiana Airlines
大韓航空、アシアナ航空との統合に向けティーウェイ航空に対してA330-200型機の譲渡とパイロットの派遣することを検討 欧州4路線を移管