イタリアのフラッグキャリアのITAエアウェイズは、アリタリア航空のデザインに酷似しているとしてアエロイタリア航空にデザイン変更を要求し、損害賠償を請求していることが明らかになりました。
事実上のITAエアウェイズの前身となるアリタリア航空は、ITAエアウェイズの設立により運航を終了していますが、商標権はITAエアウェイズが取得しており、ITAエアウェイズはこのブランドを使用せず権利を保持している状態となっています。
今回問題提起されているのは、2022年に運航を開始したアエロイタリア航空のデザインがアリタリア航空のデザインに酷似しているとITAエアウェイズが訴えているものとなり、現在デザイン変更を要求し、請求額は明らかになっていないものの、損害賠償を請求していることがわかっています。
ITAエアウェイズは、アエロイタリア航空はブランドコンセプトを通じてアリタリア航空の良い評判を悪用しており、即時ブランドの使用停止を求めるとしていますが、アエロイタリア航空は、根拠がなく、指摘が遅すぎるとし、デザインが公開されてから約2年後に主張し始めたことは奇妙だとしています。
アリタリア航空のデザインは、尾翼にAが大きく描かれ、イタリア国旗色の塗装が象徴的でししたが、現在のアエロイタリア航空のデザインは似ていると捉えることもでき、今後どのような結末を迎えるのか注目です。