FSC 航空ニュース

ITAエアウェイズ、アリタリア航空ブランド取得も使用せず 新塗装は青をベースにして一新へ

 アリタリア航空の後継エアラインとなり、2021年10月15日から始動したITAは、アリタリアブランドを取得したものの使用しない方針であることがわかりました。

 公開入札となったアリタリアブランドは、間際になってITAが9,000万ユーロで落札しましたが、同社はこのブランドを使用せず、新エアラインは、ITAエアウェイズとして運営することを明らかにしました。

 同社のAlfredo Altavilla会長は、アリタリアブランドを使用しない理由について、競合他社にアリタリアブランドを使用させないために購入したとし、このブランドはこの国の新しい国営航空会社以外には属し得ないとしています。

 現在同社は、アリタリア航空塗装の航空機での運航となっていますが、新塗装を導入することを発表し、青を基調とし尾翼には国旗の色を採用したデザインを導入します。なお青を採用した理由については、新しい時代の幕開けを意味すると同時に、「国の誇り」でもあるイタリアのスポーツの代表チームのユニフォームでも採用されている色で、チームが「Azurri(青)」と呼ばれていることなどから採用に至ったとしています。

 同社は、今後も羽田線の運航を継続することから、新機材の導入と共に近い将来新塗装機が羽田空港でみることができそうです。Photo : ITA Airways

2021年10月15日から始動のアリタリア後継のITA、未だにブランドが決まらず

アリタリア後継のITA、新たにA330neoなど31機のリース導入の覚書をALCと締結 長距離路線にはA350-900型機を導入

アリタリア後継のITA、公式ホームページをオープン アメリカ運輸省に路線申請