羽田空港 航空ニュース

国交省、航空事故を受け緊急安全対策として管制指示で「ナンバーワン」の使用を避けるほか誤進入を監視する人員を配置

 国土交通省は、先日発生した羽田空港での航空事故を受け、緊急安全対策を公表する予定です。

 NHKの報道によれば、この緊急安全対策においては、管制官が海保機に対して離陸機の1番目という指示で使った「ナンバーワン」が、離陸許可として認識された可能性があることから、当面使用を避けるようにするとしています。

  なおこの「ナンバーワン」という管制指示においては、これまでも多く使われてきた語句となり、事故当時のみに使われたものではありません。

 また滑走路への誤進入においては、これを検知するシステムが作動し視覚的な警告を発していたものの、管制官が見落としていたとみられており、今後安全を確保するために、様々なポイントで抜本的な見直しが必要との見方がされています。

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