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ルフトハンザ、EU当局からITAエアウェイズの買収の承認を得るために一部条件を譲歩

 ルフトハンザグループは、EU当局からITAエアウェイズの買収の承認を得るために一部条件を譲歩した模様です。

 イタリア政府とルフトハンザグループの両者は、ルフトハンザグループが国営のITAエアウェイズの株式を取得することで合意していますが、現在EU競争当局からの承認を受ける段階となっています。

 これまでEU当局は、この買収により競争環境が歪むことを指摘しており、ルフトハンザグループはこれに対処するため、ミラノ・リナーテ空港の一部発着スロットを手放すことを提案した模様であると複数の現地紙が報じています。

 具体的には、同グループのハブ空港となっているフランクフルト・ウィーン・チューリッヒなどへのITAエアウェイズが保有するスロットとなり、スロットを手放すことで、グループの占有率を下げます。

 現在のところ、2024年1月29日までにEU当局は決定を下す見込みとなっており、今後予定通り買収が完了するのか注目となります。なおイタリア政府は、欧州当局が承認に時間を要していことに対して不満を述べています。Photo : ITA Airways

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