ルフトハンザによるITAエアウェイズの買収交渉は、2023年5月12日の期日を迎えましたが、再度交渉期限が延長された模様です。
ルフトハンザグループによれば、現在も交渉は継続中であるとしており、イタリア財務省などのからの正式な発表は無いものの、期限が延長され交渉が継続している模様です。
先週火曜に開催された株主総会においてルフトハンザグループのCarsten Spohr CEOは『ITAを旧アリタリア航空と混同してはいけない。ITAは、ローマとミラノに3,900人の従業員と70機の航空機を有し、非常に効率的な運営を行っている。買収契約の締結とEU委員会の承認後、我々のグループの一部としてITAの成功の見込みがあると見ている。』と述べるなど、引き続き買収に意欲を示しています。
現在のところ、現地紙などによれば買収はほぼ確実なものの、保有資産の分配やイタリア側の経営に関与する権限などで詰めの作業が行わているとされており、ITAエアウェイズのルフトハンザグループ入りは間もなくとみられます。
Photo : ITA Airways