FSC 航空ニュース

ルフトハンザグループとITAエアウェイズの交渉は継続の模様

 ルフトハンザによるITAエアウェイズの買収交渉は、2023年5月12日の期日を迎えましたが、再度交渉期限が延長された模様です。

 ルフトハンザグループによれば、現在も交渉は継続中であるとしており、イタリア財務省などのからの正式な発表は無いものの、期限が延長され交渉が継続している模様です。

 先週火曜に開催された株主総会においてルフトハンザグループのCarsten Spohr CEOは『ITAを旧アリタリア航空と混同してはいけない。ITAは、ローマとミラノに3,900人の従業員と70機の航空機を有し、非常に効率的な運営を行っている。買収契約の締結とEU委員会の承認後、我々のグループの一部としてITAの成功の見込みがあると見ている。』と述べるなど、引き続き買収に意欲を示しています。

 現在のところ、現地紙などによれば買収はほぼ確実なものの、保有資産の分配やイタリア側の経営に関与する権限などで詰めの作業が行わているとされており、ITAエアウェイズのルフトハンザグループ入りは間もなくとみられます。
Photo : ITA Airways

ITAエアウェイズ、2023年8月1日より東京/羽田~ローマ線を増便

ルフトハンザドイツ航空が保管状態が続く残る2機のA380の運用再開に踏み切れない理由

ルフトハンザドイツ航空CEO『B747-8型機は向こう10年は運用する方針。最後の4発機はB747-8』