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エバー航空の乗務員が過半数の賛成でスト権を確立 旧正月にストの可能性も

 エバー航空のパイロットが加盟する労働組合は、ストライキ実施を問う投票において、賛成が過半数を上回りスト権を確立したことを明らかにしました。

 台湾のパイロットらが所属する「桃園市機師職業工会」のエバー航空のパイロットは、賃上げや外国人パイロットの採用を問題視して、会社側に改善を要求していましたが、改善がみられないとし、投票を経てスト権を確立しました。

 これにより近日中にストライキを行う可能性が出てきており、同組合は、繁忙期となる2月10日頃の旧正月に合わせてストライキを行う可能性があるとしています。なおスト決行時は、24時間前に告知するとしています。

 現在日本をはじめとして世界的に待遇改善改善を求めてストライキを行うエアラインの組合が増えており、人材不足が指摘される航空業界は、今後もこのようなストライキが頻発する可能性があります。Photo : EVA

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エバー航空、年明けにもパイロットがストライキを行う可能性 賃上げや外国人パイロットの採用を問題視