2024年1月16日に新千歳空港で発生した大韓航空機とキャセイパシフィック航空機の接触事故は、トーイングカーの操作ミスの可能性が高いことがわかりました。
当初は、トーイングカーがスリップしたことが原因とみられていましたが、現時点では、スリップした可能性は低く、トーイングカーの操作者が早くハンドルをきったことにより接触した可能性が高いとみられています。
実際に駐機中の両機の間隔に問題は無かったとみられており、大型機同士が隣り合って駐機していたことから、より確実な操作が必要であったものの、操作を誤ってしまったことが考えられます。
なおこの事故により、国交省は、全国の空港管理者にグランドハンドリング会社の基本動作の徹底を要請したとしています。Photo : Cathay Pacific