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デルタ航空、ロサンゼルス発東京/羽田行きにて42席オーバーブックした模様 振替協力者には約23万円支給

 デルタ航空は、先日のロサンゼルス発東京/羽田行きにて42席オーバーブックした模様であることがわかりました。

 一部の利用者によれば、先日のDL7便の搭乗ゲートにて、ゲート職員は乗客に対し、1,500ドル(約23万円)の協力金で24時間以内の便に振り替える乗客を募集したとしており、大規模なオーバーブッキングが生じたとみられています。

Over booked by 42 seats!!!
byu/Prior_Glass_2568 indelta

 航空業界においては、ノーショー旅客が一定数いることを想定し、座席数に対して多めの予約を受け付けることで知られていますが、デルタ航空はその中でも多めに販売し、高額の協力金を支払うことで知られており、協力金は最大1万ドル(約150万円)支払われる可能性があり、実際に100万円以上支払われたケースも確認されています。

 デルタ航空においては、年間で約15万人に協力金を支払っているとされており、デルタ航空CEOも、座席数よりも多く販売することは経営上重要であるとの認識を示しており、投資家向けに路線や特定便によっては最大5%オーバーセールすることがあると説明しています。

 日本でもオーバーブッキングは散見されますが、アメリカ市場においては、過去にユナイテッド航空がオーバーブッキングした旅客を無理やり降機させたことで大問題となったことから、高額な協力金が設定されている傾向があります。Photo : DELTA

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