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デルタ航空のDL194便がバイオハザードを宣言して出発空港に引き返す事案が発生

 現地時間2023年9月1日、デルタ航空のアトランタ発バルセロナ行きのDL194便が、出発空港に引き返すトラブルが発生していたことがわかりました。

 同便は約2時間遅れてアトランタ空港を出発しましたが、離陸して間もなく、乗客の一人が機内で下痢をするトラブルが発生したことから、パイロットは管制官に「バイオハザードの問題が発生した」と伝え、出発空港のアトランタ空港に引き返すことを要請しました。

 そして離陸後約2時間でアトランタ空港に無事到着した同機は、清掃作業を終えて数時間後の午前3時に再度バルセロナに向け同機材で飛び立ったことから、清掃スタッフが短時間でプロフェッショナルな仕事をしたものと推測されます。

 なお該当機材は、機齢6年のA350-900型機のN570DZとなり、今回のトラブルにおいて技術的なトラブルは発生しておりません。今回技術的なトラブルではないにも関わらず、出発空港に引き返したことには、一部から疑問視する声もありますが、筆者としては、自身が乗客であったことを考えると、今回のパイロットの緊急時の冷静な判断を支持したい。Photo : Airbus

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