関西エアポートは、2024年夏期スケジュールの国際定期便は週 1,392便の見込みで、長距離路線のネットワークが大幅に拡大し国際定期便は2019年比で約9割の回復を予想していると発表しました。
国際旅客便における北米方面やヨーロッパ方面等長距離路線のネットワークの大幅な拡大に加えて、旺盛なインバウンド需要に支えられ、東アジア方面や東南アジア方面において順調に回復が進んだことから、週1,392便(19年比289%)と、夏期スケジュールとして過去2番目の便数を見込んでいます(8 月ピーク時点)。
その内、国際旅客便数は週1,186 便(19年比83%)、国際貨物便数は週206便(夏期スケジュールとして過去2番目
の便数)となっています。
Photo : 関西エアポート
国際旅客便については、北米方面において、エア・カナダ(AC)がトロント線を約23年ぶりに開設し週3便にて今夏限定で運航します。また、同社による季節運航のバンクーバー線の就航開始時期が5月に早まり、便数も週4便から週6便に増便します。
ヨーロッパ方面においては、フィンエアー(AY)がヘルシンキ線を週3便から週5便に増便、ルフトハンザ ドイツ航空(LH)がミュンヘン線を週3便から週7便に増便するほか、昨年12月12日から運航を再開したターキッシュ エアラインズ(TK)がイスタンブール線を週4便から週7便に増便すること等により、方面全体で週27便(19年比77%)を見込んでいます。
オセアニア方面においては、ジェットスター航空(JQ)が同社にとって初の就航路線となるシドニー線を開設し週3便で運航します。また、中東方面では、エミレーツ航空(EK)がドバイ線の運航機材をエアバス A380 に変更することで、提供座席数が大幅に増加します。加えて、エティハド航空(EY)やカタール航空(QR)といった 2023 年冬期スケジュールにおいて新規参入、復便した航空会社が、引き続き運航する予定です。