アメリカ連邦航空局は、疲労を懸念し管制官の休息時間を増やすことを決定しました。
この変更は、90日以内に発効する予定としており、管制官には勤務間の休憩をこれまでの9時間から少なくとも10時間確保することとし、深夜勤務の前には12時間の休憩を取ることを求める内容となっています。
同局のMike Whitaker長官は、「視察の結果、管制官が必ずしも十分な休息をとれていないスケジュールとなっていることに対する懸念を把握しました。FAAにとって管制官と空域の安全は常に最優先事項であるため、私はこれを非常に真剣に受け止め、行動を起こしています。」と述べています。
現在アメリカでは、新型コロナウイルスの影響を受け管制官不足となり管制官の負担が増している状況となっています。また日本でも年始の羽田空港での衝突事故の影響もあり、管制官への負担を減らすことが議論されるようになっており、労働環境の改善が必要との声があります。