エールフランスKLMグループ傘下のLCCのトランサヴィアは、スキポール空港で深夜帯が飛行禁止となれば撤退することを示唆しました。
これは同社のMarcel de Nooijer CEOが明らかにしたもので、同空港が計画している深夜帯の飛行禁止措置が行われれば、撤退することも視野に入れているとしました。なお同社は、この措置による撤退を検討する初めてのエアラインとなります。
この夜間飛行禁止措置は、深夜0時から早朝6時までの離陸と同5時までの着陸を禁止し、空港の運用時間を縮小するものとなり、遅くとも2025年～2026年に実行することが予定されています。
現在同社は、深夜早朝の安価なスロットを使用して低運賃を利用者に提供していますが、仮に深夜帯の発着が禁止されると、同社以外にも撤退を検討するエアラインが出てくると思われ、オランダの航空市場は縮小することになりそうです。
なおこれは同空港の主要株主であるオランダ政府が意図するものですが、11月の選挙で新内閣がこの政策に力を入れるのかが注目されています。Photo : Transavia
