アメリカ運輸省は、JALが要望していた大阪/関西~ロサンゼルス線のU/Lルール免除を決定したことを発表しました。
JALは、ロシアの空域制限、PWエンジン問題による航空機の整備の必要性、日本および海外のグランドハンドリングスタッフの不足などを理由に、ロサンゼルス空港のスロットにおいてU/Lルールの免除を申請していましたが、DOTはこれを認めました。
対象としているスロットは、大阪/関西~ロサンゼルス線となり、現在同路線は週5便の運航となっていますが、2024年3月31日から10月26日までU/Lルール免除の対象期間となります。
U/Lルールは、混雑空港における貴重な発着枠の有効活⽤のため、航空会社に配分された発着枠の使⽤率が80%を切る場合、翌年の同時期同時間帯における発着枠の優先配分権利を得られなくなるものとなります。
但し 航空会社の不可抗⼒の事由により⽋航し発着枠が使⽤されなかった場合、使⽤率の算定から除外することができることから、今回JALはこれの適用を求めていました。
なお現在同社は、ロサンゼルス空港において羽田空港と成田空港からそれぞれ週7便、関西空港から週5便を運航し、週19便を運航しています。