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ベトナム航空、機材不足により中国国産機のC919の導入を検討

 ベトナム航空は、機材不足により中国国産機のC919の導入を検討していることがわかりました。

 現地紙などによれば、P&W社製PW1100エンジンの点検の影響により機材不足が深刻化していることから、COMAC(中国商用飛機有限責任公司)のC919の導入を検討しているとしています。

 このC919は、最大192名の乗客を乗せることができ、エアバスのA320やボーイングのB737に対抗する機種として開発されており、現在は中国国内からの受注に限られますが、今後は政府の支援などにより新興国から受注を伸ばすことが予想されています。

 また現在のエアバスとボーイングのサプライチェーンの問題やボーイングの品質問題がCOMACにとって追い風にまっており、今後予想されていた受注数を超える可能性も出てきています。Photo : : COMAC

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