中国当局は、2025年にもヨーロッパでのC919の認証に期待を示しました。
中国の航空機メーカーのCOMAC(中国商用飛機有限責任公司)は、エアバスのA320とボーイングのB737に競合する機種としてC919を開発しましたが、2025年にもヨーロッパでの認証を取得したい考えです。
これは中国民用航空局のGu Xin氏がコメントしたもので「EUによる来年の認証を非常に楽しみにしている。私たちはこの目標を達成するために一生懸命取り組んでいます。」と述べ、同型機の認証に期待を示しました。
現在C919は中国国内のみで運用されていますが、今後は海外の需要を獲得するために各国にて航空機認証を取得する予定としており、仮にEUで2025年に認証取得となれば当初想定よりも早いスピードで海外展開することになります。
ボーイングの混乱や、サプライチェーンの問題による航空機不足を背景に勢いを増すCOMACですが、徐々にメディアへの露出度も増えてきており、政治的な背景もあり需要を伸ばしていくことが考えられます。Photo : China Eastern Airlines