2025年6月12日、アーメダバード発ロンドン/ガトウィック行きのAI171便の墜落事故は、事故機の両エンジンが故障した可能性があることがわかりました。
現地メディアなどは、管制塔との交信でパイロットがエンジン故障を伝えたことなどを報じており、離陸直後に推力を失い墜落した可能性を指摘しています。ただ両エンジンの同時故障となれば、極めて稀なケースとなります。
エアインディア機の墜落の瞬間 pic.twitter.com/seNQog57HS
— sky-budgetスカイバジェット (@skybudget) June 12, 2025
また787型機に装備されている万一エンジンとAPUの発電機が故障して発電機が使用できない場合に風力発電を行うRAT(Ram Air Turbine)が展開されていた可能性が高いとされていることから、エンジン故障によりエンジンから発電ができなくなっていたとの指摘があります。(事故動画にRATと思われるもの、RAT特有の音によりその可能性)
事故原因の確定には相当な時間を要することになりますが、日本をはじめ世界で多くのエアラインが主力機として使用している787の初の全損事故となったことから、早期の原因究明が待たれます。Photo : Air India