茨城県は、茨城空港将来ビジョンが決定したことを発表しました。
茨城空港は開港から15年を迎え、利便性の向上やインバウンドの需要の急激な増加など、取り巻く状況が大きく変わっており、こうした状況を踏まえ、茨城県のさらなる発展のため、茨城空港が今後目指すべき姿、果たすべき役割、そして、それらを実現するために必要な取組を「将来ビジョン」として示しています。
今年2月には「第3回茨城空港のあり方検討会」が開催され、同空港の拡張案が示されており、今回これら案を反映させた形で将来の茨城空港がイメージされており、平行誘導路、誘導路の複線化、新ターミナルの建設、エプロンの拡張などが盛り込まれています。
Photo : 茨城県
今回の発表に伴い大井川知事は、今後のスケジュールは、空港の需要等を確認しながら、具体的に決めていくことになるとし、全てを一度に進めるということはまだ現実的ではなく、取付誘導路、ターミナルビルの中のターンテーブルを含めた顧客の受入施設、そういうものについては、同時期に複数機が離着陸することを考えると、すぐにでも必要になる可能性があるとし、優先順位の高いものを決めていくとしています。
なお運航路線については、国内線はスカイマークに対して増便などを働きかけるとしたほか、国際線については、新規エアラインが乗り入れを検討していることも明らかにしており、まずは既存路線の需要拡大に重点を置く姿勢を示しています。