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初期のイランによる自爆ドローン攻撃でエミレーツ航空のA380が損傷していたことが判明

 中東情勢が深刻化する中、ドバイ国際空港でエミレーツ航空のA380とサウディアのA321がイランのドローン攻撃により損傷していたことが、ウォール・ストリート・ジャーナルの報道で明らかになりました。世界最大の旅客機であるA380が武力衝突によって損傷したのは、今回が初めての事例とされています。

 今回の事態は、世界屈指の航空ハブが抱える脆弱性を浮き彫りにしています。3月16日には空港近隣の燃料タンクにドローンが直撃し、そのわずか数分前にエミレーツ便が離陸していたこともわかっており、各国エアラインが中東空域で運航することのリスクが高いことを再認識するのと同時に、中東エアラインの安全認識を疑う声も聞こえ始めています。

 UAE当局は、戦闘機による護衛や専用飛行ルートの設定といった異例の安全対策を講じ、エミレーツ航空は3月末までに運航を100%回復させる構えです。しかし、誤射や接触のリスクに対し、欧米の航空各社は5月までの欠航延長を決定するエアラインが増加しています。

 混乱の続く中、航空インフラの安全性と経済活動の両立に向けた綱渡りの運用が続いていますが、現在も正常化が見通せない状況となっています。Photo : Emirates

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