2026年3月26日、大韓航空は規制当局に対し、ボーイングの航空機計103機を購入する計画に関する法定書類を正式に提出し、その詳細が明らかになりました。
投資総額は2025年のカタログ価格ベースで約360億ドル(約5兆5000億円)にのぼり、同社の歴史上最大規模の機材投資となります。この大型発注は2025年8月にワシントンD.C.で大枠の合意が発表されていましたが、今回の情報開示により、法的に裏付けられた確定的な実行計画へと正式に移行しました。
今回提出された書類によると、発注するのは777-9型機20機、787-10型機25機、737-10型機50機、777-8F8機の計103機となっています。これらの最新鋭機は、2026年から2039年にかけて段階的に受領される予定です。最新技術を搭載したこれらの機材の導入により、大韓航空は長距離の国際幹線から短中距離路線、さらには強みとする貨物輸送に至るまで、全方位での輸送能力の強化と環境負荷の低減を図ります。
この歴史的な巨額投資の背景には、現在最終局面に差し掛かっているアシアナ航空との経営統合の存在があります。大韓航空は統合後の巨大な運航規模を見据え、機材の近代化と機種の簡素化を急務としています。現在多岐にわたっている両社の運用機材を縮小し、乗員の訓練費用や整備コストを大幅に削減し、運航効率の最大化を目指す方針を掲げています。
今回の計画の正式な確定は、メガキャリアとして生まれ変わる大韓航空が、世界の航空業界においてその競争力を確固たるものにするための重要な布石と言えます。




