FSC 国内LCC情報 航空ニュース

国内19社が加盟する定期航空協会、イラン中東情勢で緊急声明「ネットワーク維持に向けて様々な影響が生じることを懸念」

 中東・イラン情勢の緊迫化を背景に、航空燃料(ケロシン)の価格がかつてない規模で高騰しています。これを受け、国内19社で構成される定期航空協会は3日、日本の航空ネットワークを守り抜くための緊急声明を発表しました。

 声明では、航空燃料の価格が高騰している現状に強い警鐘を鳴らしています。こうした事態を受け、政府が燃料油価格激変緩和対策事業を通じて、早期に航空燃料への補助金を投じたことに対し、大変有難いと感謝の意を述べました。

 業界側は、公共交通の使命として、日本の空を守るという強い決意を表明し、コスト削減などあらゆる手段を講じるとしていますが、現在の異常な高騰が長期化した場合、路線の維持やネットワークの運用に多大な支障をきたす恐れがあるとして、深い懸念を示しています。

 そして今後は、過去に例がないような価格高騰から日本の空を守り抜き、次世代へネットワークを繋いでいくために様々な対策を講じていく必要があるとの認識を示しています。

 現在日本の多くエアラインにおいては、国際線は燃油サーチャージなどにより直近の原油価格を運賃に反映できる仕組みとなっていますが、国内線においては一部のエアラインを除きこの仕組みが構築されていないことから、今後国内線の燃油サーチャージの導入に向けた動きが加速するものと考えられます。Photo : 定期航空協会

近年航空業界で「燃料ヘッジ」を積極的に行わなくなった背景

ユナイテッド航空、燃料費高騰で供給量を5%削減へ

欧州大手LCCのライアンエア、5月以降の燃料供給に懸念「4月中に解決しない場合、事態は一変」