オーストラリアのジェットスターは2026年4月7日、機内設備を全面的に刷新したボーイング787-8ドリームライナーの本格的な運用を開始したことを発表しました。
今回の刷新で最も大きな変更点は、ビジネスクラスの拡大です。近年のプレミアム旅行への需要増加を受け、座席数は従来の21席から44席へと2倍以上に増やされました。新しいビジネスシートは、可動式のヘッドレストやフットレスト、さらにはUSB-Cの充電ポートを備え、低価格ながらも質の高い快適性を提供します。また、エコノミークラスにもレカロ社製の最新シートが導入され、座席のクッション性や利便性が向上しています。

さらに、ジェットスターの787としては初めて、機内Wi-Fiサービスが導入されました。Viasat社の高速衛星通信により、空の上でもストリーミングやSNS、メールのやり取りが可能になります。ビジネスクラスの乗客には無料の通信サービスが提供されるほか、エコノミークラスの乗客も用途に合わせたプランを購入することで利用できます。なお、今回の改修に合わせて従来のシートバックモニターは撤去されており、乗客は自身のスマートフォンやタブレットを機内Wi-Fiに接続してエンターテインメントを楽しむスタイルへと進化しました。
機体後部には乗務員用の休憩スペースが新たに設置されたことで、最大16時間の連続運用が可能になった点も注目されます。これにより、将来的にさらなる長距離路線の開設が期待されています。
またリニューアルに合わせ、現金でビジネスクラスへのアップグレードを提案できる新サービス「BidCash」も導入されました。また、今後はカンタス・フリークエントフライヤーのポイントを利用したアップグレード入札も可能になる予定です。
ジェットスターグループのステファニー・タリーCEOは、今回のリニューアルについて「お客様にさらなる快適さと接続性、そしてより多くの目的地を提供するための重要な節目である」と強調しました。同社が保有する全11機の787-8は、2027年末までに順次この新仕様へと改修される予定です。Photo : Jetstar




