南アフリカ航空は、政府の資金援助を得られなかったことから、会社清算へ向け全従業員を解雇する計画であることが明らかになりました。
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現在の計画では4月末での解雇が予定されており、給料や退職金の支払いのために同社の保有する資産を売却する動きがあることがわかっています。具体的には不動産やロンドン/ヒースロー空港の夜間枠のスロットを売却することなどが検討されています。
同社は、2011年以降赤字経営が続いており、過去10年間で9名のCEOが就任するなど、長期的な経営再建計画を実行することもできない状態が続いていました。このような経営難が続く中で、新型コロナウイルスの影響が直撃した形となり、3月31日以降は国際定期便の運航を停止しており、急激に財務状況が悪化していることが推測されています。
現在は労働組合と話し合いの場が持たれているとされおり、会社が求める合意期限が今週中となっていることから、今後何らかの動きがあることが予想されます。参考記事:gulfnews 画像引用:SAA
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