デルタ航空は、A350-900型機とA330-900neo型機の新機材納入に伴い、成田空港整備地区にあるテクニカル・オペレーション・センターで使用前整備を実施することを発表しました。
A350-900型機2機と、A330-900neo型機3機が、9月中旬と12月初旬にフランスのトゥールーズにあるエアバス社から成田空港に到着し、デルタ航空の整備部門であるデルタ・テックオプスが、年末にかけてWi-Fiシステムのインストールを含む機材使用前整備を行います。
5機の航空機は、成田での整備完了後、退役するボーイング777型機の後継機として、ロサンゼルスーシドニー間などの大洋横断路線に使用される予定となります。
成田テクニカル・オペレーションセンターは、成田空港内にある広さ13,000平方メートルの格納庫施設で、2014年12月にオープンし、成田のテックオプスでは、自社機の整備のほか、他社にもメンテナンス、リペア、オーバーホール(MRO)サービスを提供しています。なお同社の定期便は、羽田空港の拡張に伴い全便移管となりましたが、整備機能は成田空港で存続させています。
※デルタ・テックオプス(Delta TechOps)は、デルタ航空の整備部門であり、航空機のメンテナンス、リペア、オーバーホール (MRO)のプロバイダーとして、世界で11,000以上の整備の専門スタッフを要しています。デルタ・テックオプスは、航空法第20条第2項に基づき、航空局から運航許可を受けた航空会社に対し、MROを提供する事業場として、国土交通省から認定されています。
Photo : Airbus