ルフトハンザグループは、2021年第1四半期の決算を発表し、最終損益が10億4900万ユーロ(約1380億円)であったことを明らかにしました。
前年度は約21億ユーロの赤字であったことから、パンデミックの影響を受けながらも一貫したコスト削減により、前年度よりも良い結果を達成することができたとしています。なお従業員数は前年の136,966人から19%減の111,262人となったことが公表されています。
今後の見通しに関しては、欧米でのワクチン接種の普及により第2四半期から徐々に需要が回復する予想しているとし、短期的にはパンデミック以前の70%を提供し、通年では40%の運航便の提供を予定しているとしています。また旅行制限解除後には旅行需要が急増し、特にレジャー路線に関してはその影響は顕著に表れると予測しているとし、危機が長引くほど、再び旅行したいという欲求が高まるものであるとしています。
ルフトハンザグループは、既存路線に加え運休している日本路線も今後順次再開させる計画としており、予定通り計画が進むのか注目となります。Photo : Lufthansa