2021年6月15日、タイの中央破産裁判所は、タイ国際航空が策定した経営再建計画を承認したことを発表しました。
先日債権者による投票で、9割が今回の再建計画を支持したことから、同社は存続する事が決定的となっていましたが、同裁判所が最終承認したことにより、タイ国際航空は存続して経営を再建させることが正式に決まりました。
これにより同社は、大規模なリストラなどを実行できるようになり、経営再建に向けた次の段階へ進むことになります。
なおこれまでの計画においては、従業員数を2019年に約29,000人いた従業員を半減させるほか、2025年までに保有機数を現在の103機から86機に減らす計画としています。またこの計画には4発機を退役させる計画も含まれているとみられ、債権者に対してはローンの返済を3年間凍結、社債の返済を6年間延期するものとなります。Photo : Airbus