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ピーチも導入を予定するA321XLR、LCCの間で関心が薄れつつある状況か

 ナローボディ機で世界最長の航続距離を誇るエアバスのA321XLRですが、LCCの間では関心が薄れつつある状況とみられています。

 Bloombergによれば、LCCを中心に購入を後悔している顧客もいるなどとしており、その理由は当初エアバスが宣伝しきた同型機の性能よりも実際には劣るためであるとしています。

 既報の通り、同型機の導入を取り止めたフロンティア航空は、期待した性能が満たされていないとしたほか、導入機数を減少させたウィズエアーも期待を下回っているなどのコメントを残しています。

 エアバスは従来機よりも燃費が30%改善し11時間の連続飛行が可能としていますが、満席の場合、この性能に達しないとみられるほか、追加で設置された燃料タンクにより貨物容量が減少し、追加収益を重要視するLCCには不向きな機種であるとの認識が広まりつつある状況です。また同じシリーズ機でも、機材を単一化できないことはLCCにとってはコスト増と捉えている模様です。

 ただフルサービスキャリにとっては、これら問題は大きな問題とは捉えず引き続き魅力的な航空機とみていることから、A321XLRは、今後もフルサービスキャリアを中心に受注を増やしていく見通しです。なおアジアでは、セブパシフィック航空が購入意向を示したものの取り下げたことがわかっており、日本ではピーチが導入を予定しています。Photo : Airbus

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