先日ドバイ航空ショーでエミレーツ航空が777X(777-9)型機を65機追加発注する契約をボーイングと締結し注目を集めましたが、この契約においては将来的に777-10(開発未決定)への発注変更を可能とするオプションがついており、今後ボーイングはこの機種の開発が可能か慎重に調査を開始する方針です。
同航空ショーにおいてボーイングの幹部のjustin hale氏は、777-10を開発する際には、777-10型機は777-9型機を約5m延長して全長約268フィート(81.68メートル)の機体となり、エコノミークラスを50席し総座席数は約470席規模まで増加できるとの見方を示しました。
しかしながら、重量増加に伴い離陸性能や航続距離に影響が出る問題が発生するとし、発着空港が限定されることや投入可能路線が限られる可能性があることを示唆し、この性能に需要があるかどうかを見極める方針です。
航続距離だけにフォーカスすると、ライバルのエアバスA350シリーズよりも777Xは少ないのが現状であり、今後エアバスもA350-1000の長胴型のA350-2000の開発を検討していることから、エアバスの動向も注視して検討を進めるものとみられます。
ただ今回の航空ショーでエミレーツ航空がA350-1000の導入が噂される中でボーイングと契約締結に至った背景などから、ボーイングは777-10の開発にかなり積極姿勢との見方もされており、777-10型機の潜在的ローンチカスタマーを確保したことで開発の実現性は高いとみられています。
予てからA380型機の後続機となる大型機の開発を求めているエミレーツ航空ですが、座席数はA380型機に及ばないものの777Xシリーズの拡充により、エミレーツ航空の保有機のボーイング機の比率は高くなることが予想されます。
エミレーツ航空社長「エミレーツ航空を弱体化させるため米社とスターアライアンス加盟エアラインは意図的にA380の導入に消極的姿勢をとった」




