成田空港 航空ニュース

成田空港藤井直樹社長の新年の挨拶「日本の国際競争力を支える社会インフラとして成長を続けてまいります 」

 成田国際空港の藤井直樹社長は、新年の挨拶を行っています。以下同社長の挨拶となります。

 新春のお慶びを申し上げます。新年を迎えるにあたり、日頃より成田空港の運営にご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。

 昨年は、訪日外国人旅行者の大幅な増加や貨物需要の堅調な推移など、成田空港を取り巻く環境が大きく変化し、本格的な再成長期を迎えた一年となりました。空港をご利用いただくお客様の約6~7割が外国人となり、成田空港は「日本の空の玄関口」として、世界中の人々を迎え入れる重要な役割を果たしております。また、国際物流の拠点としても大きな責任を担っており、引き続き日本経済の発展に貢献してまいります。

 このように成田空港は国際的な玄関口としての役割を強化する一方で、「安全」を空港運用の根幹として最も大事にしております。平時はもちろん、非常時においても基本を忠実に守る姿勢こそが、空港運用の安定と信頼につながるものと考えております。成田空港においても、日々の安全な運用を確保しつつ、関係各所や周辺自治体との協力のもと、非常時の対応に備えた訓練を強化するなど、常に安全への意識を高めております。

 開港以来、「地域との共生・共栄」を理念に掲げ、地域との対話と連携を重ねてまいりました。空港の機能強化や滑走路増設、ターミナルの整備など、将来の需要拡大に対応するための大規模な投資だけでなく、周辺地域との一体的な発展に向けた取り組み・周辺地域が有する豊富な資源の利活用の検討も進めております。昨年4月には、「NRT(ナリタ)エリアデザインセンター」を立ち上げ、 6月には、『成田空港「エアポートシティ」構想』が示されました。地域と空港の持続的、一体的な発展を目指したエアポートシティの実現に向け、「暮らし」や「産業」、「インフラ」に係る取り組みを強力に推進してまいる所存です。

 また昨年8月には、成田空港から周辺地域へ訪日外国人のお客様を送り出す拠点となる「NARITA BEYOND」を空港内にオープンいたしました。空港周辺 の観光地や文化、物産品の魅力を世界の人々に紹介するなど、地域の活性化に貢献してまいります。これらの事業は、地域の皆さまのご理解とご協力なくしては成し得ないことから、今後もコミュニケーションを重ね、地域と空港が一体となって成長していけるよう努めてまいります。

 さて、成田空港は、昨年11月に世界的な空港評価機関であるSKYTRAXより、世界最高水準である「World Best Airport」5スターの認定を3年連続でいただいております。これは、日々現場で尽力する多くのスタッフや、地域の皆さまのご支援の賜物であり、心より感謝申し上げます。こうした評価に甘んじることなく、ターミナルの整備やデジタル技術の活用、環境負荷低減など、世界に誇れる空港づくりをさらに推進してまいります。

 空港運営の現場では、多様な人材の確保や働き方の柔軟化、業務の自動化・省力化といった課題に直面しています。デジタル技術の積極的な導入を進めるとともに、誰もが安心して働ける、魅力ある職場環境づくりに取り組むことで空港の雇用をしっかりと確保し、周辺自治体の移住・定住施策にも連携して取り組んでまいります。

 2026年も航空需要の継続的な増加が見込まれています。成田空港は、日本の国際競争力を支える社会インフラとして、そして地域の皆さまの暮らしや産業を支える拠点として、安全で安定した運用を確保し、成長を続けてまいります。新しい年が、皆さまにとって実り多き一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。Photo : NAA

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