エールフランスKLMグループのBen Smith CEOは、大半の定期便が運航されない現在の状況において一日あたり2,500万ユーロ(約30億円)のキャッシュアウトが発生していることを明らかにしたとbusiness travellerが報じました。
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現在同グループは、6月中旬には運営資金が尽きてしまう可能性が指摘されており、政府の支援無しに運航継続が難しいことから、フランス政府やオランダ政府に支援要請を行っています。また以前の需要に回復するまでに、2年はかかると予想しているとの報道があり、新型コロナウイルスの影響により大打撃を受けています。
航空業は膨大な固定費が発生する事業で、航空機が飛ばず収入が発生しないと一気現金が流出する構図となっていることから、どんなに財務状況が良好であった会社でもあっという間に資金繰りが厳しくなります。今後も世界中のエアラインが資金面で政府を頼る必要が生じてくる見込みですが、消えていくエアラインも増えることが危惧されています。
画像引用:Airbus
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