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JALとカンタス航空が共同事業を申請 双方の29地点をコードシェア対象に

JALとカンタス航空は、共同事業の実現へ向けオーストラリアとニュージーランドの当局に申請を行ったことがわかりました。

両社の共同事業(JV:joint venture)の実現により、マーケティング、料金設定、スケジュール調整、流通戦略、代理店手配、在庫管理、マイレージプログラム、ラウンジ、共同調達、貨物に関する共同作業が可能になるとしており、2020年12月18日から手続きが開始され、2021年5月に最終決定が下される予定となります。

このJVで提案されているコードシェアでは、日本側14地点、オーストラリア・ニュージーランド側15地点を設定するものとなっており、対象都市は以下の通りです。

【日本側】旭川・福岡・広島・高知・熊本・松山・帯広・那覇・伊丹・関西・新千歳・中部・羽田・成田
【オーストラリア・ニュージーランド側】
アデレード・オークランド・エアーズロック・ブリスベン・ケアンズ・キャンベラ・クライストチャーチ・ダーウィン・ゴールドコースト・ホバート・メルボルン・パース・クイーンズタウン・シドニー・ウェリントン

また、この共同事業が実現しなければカンタス航空は日本路線において、より限定的な提案を行うことになり、スケジュールの選択肢や接続性が低下することになるとし、その結果として成田~ブリスベン線、関西~シドニー線、新千歳~シドニー線の再開が遅れることにも繋がるとしています。Photo :Melbourne Airport

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