台湾の感染症対策の責任者の陳時中 氏は、順調行けば2021年末にも日本と通常時に近い形で往来を再開できることに期待していることを明らかしました。
現在日本においては、緊急事態宣言が発出されたことで感染者数が減少に転じており、今後ワクチンの接種が開始され、大量のワクチンを購入していることもあり、年末に向け収束が期待されるとし、順調に進めばその時期に往来が可能になるとの見解を示しました。
また台湾では6月からワクチンの接種が開始される見込みであるとし、海外との往来を再開させるには国民の60%の接種が必要であるとし、それが実現した際には、隔離期間を現在の14日間から3日に短縮できる可能性があるとしています。
上記のように、台湾は年内も完全な国境再開は難しいと考えているものの、ワクチンの接種により隔離期間を短縮した形で徐々に往来を再開させる計画とみられますが、台湾は、新型コロナウイルスの抑え込みに成功していることから、他国に比べ再開のハードルは高くなるものと考えられます。
また、多くの台湾の人々が日本旅行再開可能時期に注目していることがわかっており、往来再開時には多くのインバウンドが期待されます。参考記事:蘋果日報 Photo : Taoyuan Airport