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韓国の新興LCCのエアプレミアが月内にも売却される見通し

韓国の新興LCCで、B787-9型機を使用し中長距離路線への進出を目指しているエアプレミアは、月内にも売却されることがわかりました。

買収するのは、韓国のファンドのJCパートナーズと香港に本社を置く物流会社コールチャイナから成るコンソーシアムとなり、株式の68.9%を取得し経営権も確保します。またこの買収によりエアプレミアに500億〜650億ウォンほどを投資されることが予定されています。

同社は、2019年に事業許可を取得もAOC(航空運送事業許可)が未だに取得ができていない状態が続いており、当局は、事業免許の交付後2年以内に就航していない場合、免許を取り消すことが可能となっていましたが、新型コロナウイルスの影響による特例として就航期限を2021年末まで延長していました。

就航時期と新型コロナウイルスが重なったことにより、同社は、資金繰りが悪化していましたが、今回の買収により資金の不安面は払拭された形となります。なお、早ければ今月中にも初号機を受領する予定とみられています。
参考記事:Chosun Biz Photo : Air Premia

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