新規受注において不振が続き今後の生産ラインの維持が難しい状況となっているA380ですが、業績発表が行われる明日2月14日にもA380の生産中止の発表が行われる可能性があるとReutersが報じました。
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A380をめぐっては最大の顧客であるエミレーツ航空が、新規発注分のA380に搭載するロールスロイスが製造するエンジンの価格、燃費性能に満足していないとされ、ロールスロイス側とエンジン改良や価格の交渉が続いていましたが、合意に至らなかったことが明らかになっており、発注する機体をA350に変更する可能性が伝えられています。
そのほか、先日にはオーストラリアのカンタス航空は、発注していた8機のA380を正式にエアバス社に対してキャンセルしたことも明らかになっており、生産ラインの維持が難しい状況となっています。
エアバスのTom Enders CEOが今年4月に退任する予定であることから、同氏が退任前にA380の仕事を完了させる可能性が高いと報道されており、早ければ明日にもA380の生産中止が発表されるかもしれません。
残念ながら新規受注するエアラインは日本のANAが最後となることが予想されます。
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