ボーイングは、世界的に運航停止が続くB737MAXの月間生産数を現在の52機から42機まで削減することを発表しました。
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運航停止措置がとられた直後も現在の生産体制は維持するとしていましたが、システムの誤作動が発覚し、ソフトウェアの改修やFAAによる審査に時間がかかることを見越しての措置と考えられています。なお、今回の減産によるレイオフは実施しない方針で雇用体制は維持されます。
なおベストセラー機であるB737シリーズは、機体の組み立てが完成まで約9日間という生産スピードで量産されております。(↓の動画はB737ができるまでの過程を記録したものです)
参考までにバッテリーの発火問題で運航が停止となったB787のケースでは生産体制は維持され、約3ヶ月で飛行が再開されました。
昨日ボーイングのデニス・ミューレンバーグCEOは、ライオンエア、エチオピア航空のB737MAX型機の墜落の原因がシステムの誤作動であったことを認め、謝罪しておりボーイングは信用回復を急ぐ方針です。
既に、飛行試験を控えているボーイングの最新鋭機B787-10の審査に関しても、FAAの審査が慎重になることから影響がでるとの見方もあり、今後エアバスに遅れて開発に取り組むB797(NMA)に関しても影響が及ぶ可能性があります。
画像引用:Boeing
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