香港航空当局(ATLA)は12月7日、香港航空の運航継続を許可する決定を下したことを発表しました。
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香港航空を巡っては、財務状況が悪化したことから12月7日までに一定の資金または新たな投資家を確保できな場合は、運航停止あるいはライセンスの剥奪も有り得ると警告しており本日7日に香港航空の今後について何らかの判断を行う予定としていました。
当局の警告後、同社の筆頭株主であるHNAグループが、中国開発銀行をメインバンクとし計8つ銀行からそれぞれ5億元、計40億元(約620億円)融資を受ける契約を締結し、香港航空の航空燃料、航空機材、離着陸料、従業員の給与、リース費などに充てることが発表されました。
この発表受け同社は従業員へ対し、遅延していた給料が従業員へ支払われたほか、資金が注入され次第通常の運航体制に戻ると社内告知していたことが明らかになっていました。
ATLAは、香港航空の財務状況について引き続き懸念があるものの、一定の資金を確保できたことから当面の間同社に対し特段の措置は講じないとしています。
なお年末年始の大型連休前であったことから、心配された運航停止による混乱は避けられることになります。
香港では逃亡犯条例をめぐるデモの収束が見通せず、香港への旅客が大幅に減少していることから、今後業績改善を図れるかが注目されます。
画像引用:Airbus
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