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シンガポール航空、7機のA380を含む計26機を退役させる計画を発表

シンガポール航空は、経営再建計画の一環としてA380を含む余剰機材を退役させる計画を発表しました。

退役となるのは以下の機材となります。

◆A380×7機
◆B777-200ER×4機
◆B777-300×4機
◆A320×9機
◆A319×2機

現在シンガポール航空は、19機のA380を保有していますが、内7機を退役させる計画です。その他機種においてもナローボディ機、ワイドボディ機など問わず保有機数を縮小させる計画となっており、新型コロナウイルスの影響を受けた運航規模の縮小をそのまま反映した形となります。

また9月に同社は、見通せない将来に適応されるための措置として、傘下のシルクエア・スクートを含め従業員約4,300名の削減を発表しており、あらゆるコスト削減に励んでいます。

今後の予測では2021年3月末時点で新型コロナウイルスの影響以前の50%の運航率に満たないとし、完全回復は2024年となり、今後数年間は以前よりも小型の機材を多く運用することになるとしています。

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