FSC 航空ニュース

シンガポール航空、転換社債発行で約660億円を調達

シンガポール航空は、複数の機関投資家との間で行われた転換社債発行により、8億5,000万シンガポールドル(約660億円)の調達に成功したことを発表しました。

今回調達した資金は、運転資金、設備投資資金、および債務の返済に充てられる予定で、新型コロナウイルスの影響による課題に対処する能力を強化するものとしています。

今月6日に発表された2020年4~9月期決算は、最終損益が34億6700万シンガポールドル(約2600億円)となりました。同社は国内線の運航もないことから、未だに大きな改善が見られない状態が続いており、このようなことから当面需要の回復は見込めないと判断し、余剰機材を削減する計画のほか、貨物便を強化する方針としています。

なお今月から香港との間でトラベルバブルが実施となる予定となっており、今後このような航路が増えることで同社の運航便数が回復していくことが期待されています。Photo : Singapore Airlines

シンガポール航空、7機のA380を含む計26機を退役させる計画を発表

シンガポール航空、2機のB777-300ERを一時的な貨物機仕様に改修

香港とシンガポール、2020年11月22日よりトラベルバブルを開始 キャセイパシフィック航空とシンガポール航空がトラベルバブル便を運航