ANAホールディングスは、公募増資で3321億円を調達すると発表しました。
今回の国内一般募集、海外募集及び第三者割当増資による手取概算額合計上限約3321億円については、2000億円を2023年3月末までに中長期的な成長原資として、需給適合対応力の向上と環境負荷の低減を実現するボーイング787型機(787-9型機及び787-10型機)の購入を含む設備投資資金に充当するとしています。
また、残額が生じた場合は、リスク耐性を高めるための財務基盤の強化として、2023年3月末までに長期債務の返済資金に充当する予定としています。
なおANAは、事業構造改革の一環として、大型機であるボーイング777型機を中心に28機の退役前倒しを決定しています。この早期退役と併せて、中型機であるボーイング787型機の導入により、特に国内線において需給適合対応力を高めることができると考えているとしているほか、エアージャパンのリブランドによる新LCCの立ち上げを計画するなど、事業構造改革に取り組んでいます。
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