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スペースジェットの納入延期により三菱航空機がANAへ金銭補償へ

事実上の開発凍結となっているスペースジェットの開発を手掛ける三菱航空機は、納入の延期によりANAに金銭補償することで合意したと中日新聞が報じました。

ANAは、スペースジェットのローンチカスタマーとして25機を発注していますが、再三の納期延期により当初想定された2013年の納期から大幅に遅れています。これまで6度目の延期を経て2021年にANAに納入される予定でしたが、これも延期が確実で現在7回目の延期となり納入時期も未定となっています。

このようなことから、昨年末に両社が話し合いの場を持ち、金額は不明ながら三菱航空機がANAホールディングスに金銭補償することで合意したとみられています。

先日には、エアロリースと2016年に結んだ計20機のスペースジェットの導入契約を解除することで合意したことが発表されるなど、日に日にスペースジェットは窮地に追い込まれています。

同社は、開発状況と市場環境を踏まえ、M90開発活動は一旦立ち止まるとしながらも、型式証明文書作成プロセスは継続し、需要回復まで再開のための事業環境の整備に取り組むとし、開発費を大幅に縮小して事業は継続する方針を示しています。Photo : ANA

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